第2号警備業務とは?警備業務の種類や内容について解説!

警備業務の種類は幅広くて、自分に適しているのか分からない方が多いと思います。警備業務には、第1号から第4号までの区分があり種類や仕事内容が細かく分かれています。

警備員として働くにあたって、警備業務の全体像を把握することが重要です。現在、警備員として活躍されている方の多くが第2号警備業務に該当するでしょう。

そこで今回は、第2号警備業務とは何かと、警備業務の種類や内容について解説します。また、第2号警備業務に向いている人をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

第2号警備業務とは?

第2号警備業務とはまず、警備業務は業務内容により第1号から第4号に大きく分類されます。その中で、第2号警備業務は、人や車両などで混雑する場所にて事故の発生を未然に防ぐための業務が該当します。

例えば、工事現場や建設現場、高速道路の工事など車の交通量が多い現場で働いている交通誘導警備員になります。車両の流れを管理して、安全を確保することが主な仕事です。その他に、イベントやお祭りなどで人が多い現場で人員を整理して、人の流れをスムーズに誘導することなど業務は幅広いです。

第2号警備業務は、警備現場において事故を未然に防ぐとともに、事故が発生した際に迅速に対応して被害の拡大を防ぐことが目的です。そして警備員は、現場によって仕事内容が異なりますので、しっかり現場を把握して状況に応じて対応することが求められます。

第2号警備業務の種類と内容について

第2号警備業務は、工事現場や建設現場などで働く交通誘導警備とイベントで人員整理を実施する雑踏警備に分かれます。具体的に、どのような業務があるのかみていきましょう。

・交通誘導警備
交通誘導警備は、大型車両である大型トラックや特殊重機などの出入りが多い工事現場や建設現場にて、一般車や通行人などの安全を守りながら誘導するのが主な仕事です。

工事現場の規模によりますが、交通誘導警備員は1~2名の人員を配置するのが一般的です。工事が完了するまで、常駐警備員として勤務にあたることも珍しくありません。そのため、工事現場の稼働状況や車両の出入りの流れなど工事の全体を把握して、現場監督との信頼性を高めて迅速に対応することが必要です。

また、大型ショッピングモールや駅などの建設においては、警備員を多数配置することがあります。その場合は、警備員の指示や統制を行う必要があるため、警備隊長を1名配置することが決められています。工事現場によっては、昼夜問わず稼働している場合もあるので、交通誘導警備員は交代で勤務にあたるのです。

・雑踏警備
雑踏警備とは、花火大会やイベント、スポーツ競技などで混雑する場所にて人員整理や車両誘導を行い、事件や事故を未然に防ぐこと主な仕事です。不特定多数の方が集まるため、来場者や入場者がイベントを安心して楽しむため、雑踏警備は重要な業務です。

イベントの規模によりますが、雑踏警備員を多数配置することもあります。警備員は、数名で班編成して、班ごとにポジションを決めて勤務にあたります。万が一、事故が発生した場合は、警備員同士が協力して適切な対応をすることで、事故の拡大を防ぐことが可能です。

警備員は、報連相をしっかりと行い、トラブルが起きる前に予測して対応することも求められます。お客様の誘導や案内するにあたって、女性警備員を配置するイベントも増えています。男性と比べて女性は、高齢者や子供が話しかけやすい、トラブルが起きにくいといった理由で起用することが多いです。

またイベントは、土日祝日に開催されることが多いため、大学生や主婦などのアルバイトを配置することも珍しくありません。警備業務は、基本的に交代で休憩を行うことが多いので、勤務時間が短く大学生や主婦でも働きやすい警備業務と言えます。

第2号警備業務に向いている人

第2号警備業務である、交通誘導警備や雑踏警備の仕事に向いているのはどのような方なのでしょうか。

・体力や忍耐力がある人
交通誘導警備や雑踏警備は、屋外勤務が多いため体力がある人におすすめです。屋外は、夏は炎天下となり暑く、冬は雪になり寒くなります。また、雨風により急に気温が低下するといった環境の変化に対応しないといけません。

また現場によっては、仕事内容がルーティン化している場合があります。どんな環境下でも、警備員として勤務をこなすことができる体力と忍耐力がある方は適しています。

・コミュニケーション力がある人
警備員にとって、コミュニケーション力は大切な要素です。交通誘導警備は、車両のドライバーや通行人に対して、丁寧に説明して協力してもらう機会があります。また、工事現場では現場監督としっかりコミュニケーションを取り、現場の流れを把握することでスムーズに工事車両を誘導できるのです。

一方、雑踏警備は、来場者に対して混雑を防ぐために案内や誘導を声かけで行います。相手に協力してもらうためには、丁寧に会話する能力が求められます。来場者に嫌な思いをしないように心がけながら業務を実施するためには、コミュニケーションは必須です。

・責任感がある人
警備員として与えられた業務内容を理解して、責任をもって勤務することが重要です。警備業務は、人や財産を守るといった重要な役割があります。車両が多い現場では、些細なミスで大きなトラブルや重大な事故につながる可能性があるので、周囲の安全を確認して安全に誘導することが必要です。

どのような現場に配置されても、責任をもって勤務を全うすることが求められます。また、トラブルが起きたら自身で判断して対応することが増えるでしょう。

しかし、現場経験が少ない警備員は、どのように対応するべきなのか分からずに対応が遅れる場合もあります。そうすると余計に、トラブルを拡大する可能性があります。早めに先輩警備員や上司などに報告して、協力を仰ぐことも大切です。

まとめ

第2号警備とは、人や車両が混雑している場所で事故を未然に防ぐことが主な業務です。第2号警備業務は、工事現場で車両の誘導を行う交通誘導警備員とイベントでの来場者の安全を守る雑踏警備の2つに分けることができます。

交通誘導警備員は、大型トラックや特殊重機などの車両を誘導するとともに、通行人の安全を確保することが主な仕事です。工事現場の規模によりますが、各現場に1~2名の交通誘導警備員を配置するのが一般的です。大型ショッピングセンターや駅などの大規模な工事になると、多数の警備員を配置する場合もあります。

一方、お祭りや花火大会、イベントの場合は来場者の人員整理をするために雑踏警備員を配置する場合があります。イベントの規模によりますが、多数の来場者が見込まれる場合は、各ポジションに雑踏警備員を配置して誘導や案内などを行います。事故を未然に防ぐために欠かせない業務です。

第2号警備業務に向いている人には、体力や忍耐力がある、コミュニケーションができる、責任感がある人などが挙げられます。警備現場によって、業務内容に違いがあります。実際に警備員として働いてみて、どのような業務が向いているのかを見極めることが重要です。

今後、建設工事や道路工事などが増えていると見込まれており、警備員の需要は高まってきています。また、各地域でもイベントが増えており警備員の重要性が認識され始めています。警備員の一人ひとりが責任をもって任務をこなすことが重要です。

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