警備員は残業代が出る?基本給以外の手当について解説!

目次

はじめに

世の中の多くの職業では、基本給以外にも手当といって会社からお金をもらっています。この手当については会社ごとに規定があり、手当の内容が異なってきます。

よくある手当としては、残業代手当、休日出勤手当、交通費、住宅手当などがあります。本日は警備員がもらうことができる手当についてお伝えしていきます。

手当とは?

手当とは、基本給とは別に給料にプラスされるお金のことをいいます。この手当がしっかりと支給されるかどうかで、最終的に自分に入る給料が大きく変わります。

基本給は他の警備会社よりも少しは良いけど、手当が無い警備会社よりも、基本給は平均的だけど、手当が充実している警備会社の方が、トータルで考えると、手取り金額は多くなります。

基本給が高いというのはとても良いことですが、各種手当てがどれくらい充実しているのかも、しっかりとチェックしましょう。

なかでも残業代がしっかりと支払われるかどうかは要注意です。基本給の中に残業代が含まれているという警備会社は要注意です。どれだけ残業しようとももらえる給料は増えません。

しっかりと残業代が支払われるかどうかを、就職前に確認しておきましょう。

警備員に支給される手当

警備員に支給される手当は、残業代、休日出勤手当、深夜手当、交通費など、複数あります。

就職・転職活動時には、これらの各種手当てが支払われるかどうかをしっかりと確認した上で就業するようにしましょう。世の中には手当を支払ってくれない会社というのはたくさんあります。就職・転職活動を行う前に確認しておかないと働き出してから後悔することになります。

残業代

残業代とは、定時以降も現場に残って警備の仕事をした場合に支払われる手当のことをいいます。

たとえば、17時に現場が終わる予定が、17時をすぎても仕事が終わらない場合は、残って仕事をしていくことになります。その場合に支払われる給料が残業代です。

事前の契約では、勤務時間について、何時から何時までと決められていることが大半で、退勤時間をすぎても働かないといけない場合は、残業代として給料に反映される場合が多いです。

しかし中には、残業代を支払わないという会社も世の中に存在します。基本給の中に残業代も含まれているという主張をする会社もあります。

そのため、就職・転職活動時には、残業代がしっかり支払われるかどうかを採用担当者に確認しておく必要があります。

休日出勤手当

休日出勤手当とは、本来は休日であるはずの日に出勤する場合の手当のことをいいます。休日については、労働者にとっては同じ休日であっても法律上は性質が異なる2種類の休日があります。ひとつは法定休日といい、もうひとつは法定外休日といいます。

法定休日に働くと基礎賃金に35%上乗せして手当が支払われます。法定外休、日の場合週で40時間以内の勤務時間であれば、手当は支払われません。

そのため、職場内で体調不良者や交通事故などのトラブルでもともとは休日の予定だった日に急に出勤になった場合も、休日出勤手当がもらえるとは限りません。

シフト上、元々は法定休日であった休日に出勤したとしても、シフト表を調整して、法定休日でなくしてしまうこともあります。

そのような場合はシフト表が発表された時点では法定休日ですが、最終的なシフト表では法定休日ではなくなっているので、法定休日に出勤したという休日手当はもらうことができません。

雇用条件に休日出勤手当ありという記載がされていても注意が必要です。

深夜手当

深夜手当とは、深夜に働く場合に基本給や時間給に割り増しで支払われる手当のことをいいます。深夜手当は法定で定められているため、必ず支払われなければなりません。

支払いの対象となる夜間帯は、22時から5時の間です。この時間帯に働いた場合、深夜手当がつけられます。

警備員の仕事の場合夜間に行われる警備の仕事も多くあります。交通の流れを円滑にするための交通誘導警備や、大型商業施設内での巡回警備などが夜間帯に行われている警備の仕事です。

そのため、警備員の夜勤では、深夜手当がつけられるため、昼間働くよりもより多くの給料となるため、夜勤を好む人もいます。

この深夜手当については、必ず支払うよう法律で定められています。もし警備会社から深夜手当の支払いがされていない場合は違法となります。

交通費

交通費とは、会社や警備の現場までにかかる費用を手当として会社が支払ってくれるものです。この手当を交通費といいます。

交通費として支払われる手当は、会社や警備の現場までの距離に応じての燃料代や、高速道路を使用しなければならない時の高速道路利用料金、路線バスや電車などの公共交通機関の利用料金が交通費として支給されます。

この交通費については法定で支払いが義務づけられているわけではありません。交通費を支給してくれない警備会社もあります。そのため、会社や警備の現場が自宅から遠距離の場合は、交通費の支払いがされるかどうかを確認しておく必要があります。

交通費の支払いが無いのに遠方へ行かないといけない場合、交通費だけで月に数万円の自己負担となってしまう場合もあるため、交通費の支払いの有無はしっかりと確認しておきましょう。

資格手当

資格手当とは、所有している資格に応じて手当が支払われるものになります。警備の仕事は業務別に分類されますが、各業務には資格や研修があり、就業には資格や研修受講が必要な場合もあります。

しかし、法律で必ず支払わないといけないと定められているわけではないので、注意が必要です。また、警備業務ごとに求められる資格や研修が異なるため、就業する警備の仕事を決めてから資格や研修をうけるといいでしょう。

施設警備の中でも空港の手荷物検査で行われるレントゲン検査では、空港保安警備業務検定2級以上を取得している警備員を配置しないといけません。

そのため、空港保安警備業務検定所有者を優遇して採用している警備会社が多いです。求人広告の内容を確認するときに、手当として反映されているか確認する必要があります。

また、万引き犯人を検挙する万引きGメンこと私服保安員にも級ごとの検定試験があります。これまでの経験や知識などを評価され、能力が証明されます。

私服保安員として勤務する場合は私服保安員検定を修了していることが望ましく、自分の過去の実績を証明するものになります。

私服保安員としての就労を希望する場合は、資格手当が出ているかどうかを確認しましょう。

住宅補助

住宅補助とは、賃貸住宅を契約している場合に、家賃の何割かを会社が支給してくれる制度です。

多くの場合は、賃貸の家賃に対して支払いを行ってくれるものであり、持ち家のローンについては支払われないようです。

住宅補助は法律での支払いが義務づけられていないため、会社側が従業員に住宅補助を支払わないとしても違法性はありません。

住宅補助の支払いは生活していく上で大きな支えになりますので、住宅補助の支給があるかどうかを求人広告を見る際には必ず確認しましょう。

まとめ

いかがでしたか。最終的に支給される給料には、基本給以外にも各種手当てにより大きく変わります。

基本給が高いということも魅力的ではありますが、基本給以外の手当も支払われるかどうかは確認しておく必要があります。

基本給が高いけど各種手当てが少ない会社よりも、各種手当てが充実している会社の方が最終的な支給額が多くなるということもあります。

求人をみるときは各種手当てがどれくらい支払われるのかを確認してから求人の申し込みをしましょう。

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