警備員のアルバイトの採用面接、どんなことが聞かれる?

目次

はじめに

警備員のアルバイトの採用面接では、よく聞かれる質問内容があります。事前に知って準備できるよう、警備員に求められる要素とともに、アピールできる回答を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

警備員の採用の流れについて

応募したい警備会社がみつかったら、連絡をします。面接日時を設定する必要があるので、事前に空いている日時を、3つぐらいピックアップしておくと、話がスムーズです。

面接日の前日までに、履歴書のほかに、服や靴も準備しておきます。警備員は、身だしなみが非常に重要です。服装は、清潔感がある服装であれば問題ないですが、スーツがあるならスーツが無難です。

つぎに、面接です。履歴書を忘れず、時間に余裕を持って会社付近に到着しておきます。指定された面接時刻の5~10分前になったら、受付に進みます。遅刻は厳禁です。万が一、遅刻してしまう場合は、わかった時点で即連絡しましょう。

警備業界は人手不足なので、落とすための面接はしません。比較的フレンドリーな面接が多いです。しかし、適当な態度で受かるほど甘くはありません。しっかりと挨拶をし、姿勢を正して面接に臨む必要があります。

面接では質問内容に対して、できるかぎり元気に、ハキハキと受け答えをしましょう。回答の内容もさることながら、コミュニケーションにおける態度を見られます。警備員になったら、会社の顔として現場に出ることになります。現場に出しても大丈夫だと思われるのがポイントです。

面接が終わっても気を抜かず、しっかりお礼を述べてから退室します。合格の連絡が来たら、新任教育と呼ばれる警備員研修を受けて、現場デビューとなります。

警備員の面接では何を聞かれる?

「志望動機は何ですか?」

面接では定番の質問ですが、実績やアピールポイントをまぜながら、回答できると良いでしょう。

「スポーツをやっているので、体力や忍耐力がいかせると思いました」など元気に働けることは、大変好印象になります。警備員は、夏の暑さや冬の寒さのなか、ずっと立っていられる体力や忍耐力が必要です。夜勤で生活リズムが崩れても、体調を崩さない健康的な体力も重要です。

「接客業の経験があるので、コミュニケーション能力がいかせると思いました」など人当たりが良いことは、非常に良いアピールポイントになります。警備というと強くて厳しいイメージがありますが、実際の現場では、歩行者やお客様への気配り対応がほとんどです。

「ボランティアや地域活動の経験があり、人の役に立つ社会貢献性の高い警備員をしたいと思いました」など責任感のある人材は、ポイントが高いです。警備員は、人々の安全と安心を守る使命があります。

「生涯現役で働きたいので、長く続けられる警備員を志望しました」など長く続けてもらえるのは、強いアピールになります。すぐ辞められてしまっては、人手不足になるほか、採用や教育の労力も無駄になります。

「土日勤務や夜勤もあって、たくさんシフトに入れると思い志望しました」など入れるシフトの幅が広いことも、とても良いアピールポイントです。人手不足の警備業界にとって、たくさんシフトに入ってくれる人は貴重な人材です。

数ある警備会社のなかでも、その警備会社を選んだ理由も加えると、さらに良い志望動機になります。求人情報やホームページの良かったところや、実際に働いている人の魅力的な印象などを伝えられると良いでしょう。

くれぐれも「ラクそうだから」や「誰でもできそうだから」は言ってはいけません。警備員に対して甘い考えを持っていて、実際現場に出てイメージが違った場合に、すぐ辞めてしまうと判断されます。

「給料がいいから」や「稼げるから」は、面接をする人によっては好ましく受け取られない場合もあります。「たくさん働けるから」とアピールしたほうが無難です。

「体力はありますか?立ち仕事は大丈夫ですか?」

警備員は、体力が必要です。施設警備であれば、立哨警備は立ち仕事ですし、巡回警備では長い距離を歩くこともあります。交通誘導・雑踏警備であれば、基本的にずっと立ちっぱなしです。力仕事で使う筋力は必要ありませんが、忍耐力や持久力が求められます。

立ち仕事の経験やスポーツ経験、日常的に運動や筋トレをしていることなどを回答できると良いでしょう。めったに風邪をひかないなど健康的なアピールもできると、さらに良いです。

「暑さや寒さに耐えられますか?」

交通誘導・雑踏警備は屋外業務なので、夏は暑く、冬は寒いです。夏の工事現場などは日差しをさえぎるものが少なく、炎天下での警備となります。冬は着込んだり、カイロをしのばせたりもできますが、警備員は持ち場で待機する時間が多いので、体温が奪われます。

暑さや寒さのなかで、仕事やスポーツをした経験とともに、忍耐力や持久力があることを回答できると良いでしょう。

「夜勤はできますか?土・日・祝日の勤務はできますか?」

警備員は、24時間365日の仕事です。日勤・夜勤だけでなく、施設警備は現場によって、当直(または当務)と呼ばれる24時間勤務もあります。夜勤や土・日・祝日の勤務もできると、シフトの幅が広がるのでアピールポイントになります。実際に夜勤の経験がある人は、実績を伝えるとさらに良いでしょう。

「勤務エリアはどこまで?通勤方法は?」

施設警備であれば固定の現場ですが、交通誘導・雑踏警備であれば、勤務エリアが広範囲になります。通勤時間などを事前に調べて、自宅からどこまで勤務可能か把握しておくと、話がスムーズです。希望路線やエリアなどもあれば、伝えるようにしましょう。

また通勤方法について、電車やバス以外に、車やバイクが必要な地域があれば聞かれることもあります。

「いつから働けますか?」

警備業界は人手不足なので、できるかぎり早く働いてほしいと考えています。また、はじめて警備員をする場合、新任教育と呼ばれる20時間以上の警備員研修を受ける必要があります。その日程も設定しないといけないので、具体的な日付を言えるように準備しておきましょう。

「警備の仕事を以前したことがありますか?」

警備員の経験があるなら即戦力になるので、アピールポイントになります。退職理由を聞かれた場合、その理由がネガティブなものなら、今回改めてチャレンジしたいことを同時にアピールしてフォローしましょう。

「何か質問はありますか?」

気になることのほかに、採用時の連絡方法や新任教育の日程など、面接のなかで話が出ていなかったら、確認しておくと良いでしょう。

最後に、警備員は人々の安全と安心を守る特殊な業務のため、以下のような問題のある人は、警備員になることが法律で禁じられています。面接で確認されることもあります。

破産手続き中の者、刑務所を出所して5年経過していない者、最近5年のうちに警備業法違反をした者、反社会的勢力関係者、アルコールや薬物の中毒者、心身に障害のある者などです。

まとめ

警備員のアルバイトの面接は、よく聞かれる質問内容に対して、以下のような警備員に求められる要素をアピールすることが、ポイントになります。

「体力があること」「コミュニケーション能力があること」「責任感があること」「長く働きたいこと」「たくさん働きたいこと」「暑さ寒さに強く、忍耐力や持久力があること」「夜勤や土・日・祝日のシフトに入れること」「すぐ働けること」「勤務可能エリアが広いこと」などです。

「ラクそうだから」や「誰でもできそうだから」などは、警備員に対して甘い考えを持っていると判断されるので、言ってはいけません。

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