辛い?楽?警備員でつらいと思うこととやりがいは?

警備員の職業は年齢や職歴、学歴などに関係なくなることができる職業で、業務経験に合わせて資格などを取得していけば管理職などの責任のある立場につき年収アップも狙える職です。

業務内容も1号業務から4号業務の区分で施設の警備から要人の警備など幅広い業務内容もあり、かつ人から感謝されることも多いとてもやりがいのある職業です。一方で体が資本の職業なため体力的に辛い部分も多いのは事実です。

今回の記事では警備員という職業は果たして「辛いのか?」「楽なのか?」この疑問について警備員をしていて辛いと思うことややりがいを感じる瞬間などをまとめました。

警備員という仕事のメリットもデメリットも知ることが出来る記事になってます。警備員の仕事に興味を持っているかたはぜひ最後まで読んでいってください。

目次

辛い?楽?警備員でつらいと思うこととやりがいは?

警備員の仕事はよく「楽」と言われることが多いです。それは警備をしている人は一般の人からすると「ただ立っているだけ」や「ただ巡回しているだけ」と見られることもあるためです。実際に警備員の仕事は楽なのでしょうか?辛い部分も多い職業であると思う反面、非常にやりがいのある職業でもあります。

今回の記事では、警備員が辛いのか楽なのかがよく分かる次の2点について解説します。
・警備員の仕事が辛いと感じるタイミング
・警備員の仕事のやりがい

警備員の仕事が辛いと感じるタイミング

警備員は警備対象の施設において何かアクシデントが発生したときの対処や、巡回をすることでアクシデントを未然に防ぐ役割があります。ただし何か大きなアクシデントが発生するということはなかなか無く基本的には警備の勤務中は何もなく終わることが多いです。

ただ立っていたり巡回をしたりしているだけの時間が主となるため人によっては「退屈」と感じることもあります。また夜勤のある職場が多く待機時間が長いため拘束時間が長くなることもあります。さらには警備をしているときに不手際があって苦情を言われてしまうこともあります。

これらの内容が警備員として仕事をしているときに辛いと感じる主な要因です。もう少し掘り下げてみてみましょう。

仕事が少なく暇な時間が多い

施設警備業務においては多くの人が集まる施設の警備が主な業務となります。多くの人が集まるゆえにトラブルも起こりがちなのですが、その対処をするのが警備員です。

ただし警備員を配置すること自体が犯罪の抑止につながる部分も大きいです。そのため基本的には警備中はアクシデントが起こることが少なく結果として立ちっぱなしで業務が終わることが多いです。

それ自体は悪いことではなく警備の配置効果が高いことの証明でもあります。人によっては「楽な仕事だ」と思う人もいるかもしれませんが、刺激を求めて警備業務を選んだりしている人にとっては退屈だと感じるかもしれません。

時間が経てば給料がもらえると思っている人にとっては何もないことが「楽」だったり「退屈」だったりするかもしれません。ただし、視点を変えてみれば学ぶことも多いと思います。

・死角になってる警備の箇所はないか?
・なぜこの配置だと何もアクシデントがおきないのか?
・防犯設備の配置はどのように、かつどんな意味合いで配備されているのか?

このような視点を持ちながら日々の警備業務をこなし学んだことを活かせる資格取得を目指していけば、モチベーションを高く保つことができるでしょう。資格によっては業務経験の有無が問われるものもあるため、日々のアクシデントの起こらない警備からも学ぶことは多いです。

シフト制で体力的にきつい

夜間の警備がある会社などはシフト制で会社によってはかなり体力的にきついシフトが組まれている場合もあります。どの時間帯で働くのが辛いかは個人差があると思います。夜間働くのが大丈夫なかたもいれば、日中じゃないと辛いというかたもいます。

自分の体にあったシフトの会社を選ぶことがストレスなく働くコツになると思います。施設の稼働に合わせた2交代制や、24時間の3交代制など様々です。

会社によっては24時間ごとの交代というところもあります。実働は16時間で合間に休憩や仮眠はありますがかなり体力的には辛いです。次の日が丸一日休みであることが多いので休息は十分に取ることができます。

自分の体に合わせた勤務時間でない場合、休日は睡眠の確保の日となってしまいプライベートな時間が全く持てなくなってしまいます。このあたりは個人差によるところが大きいため、各々が無理の無い範囲内で効率的に働ける環境を選ぶとよいでしょう。

苦情を言われた時

警備員に限らずどの仕事にも通じる内容ですが「苦情を言われたとき」は働いていて辛いタイミングです。特に警備員はアクシデント対応をすることが多いため苦情を言われるタイミングは他の職種よりも少し頻度は高いかもしれません。

警備員特有の内容として「苦情処理簿」があります。苦情処理簿とは、警備業法によって「苦情を受けた場合に内容を記録しておくこと」が定められている記録簿です。

警備員にとってはお客様への苦情対応に加えて苦情処理簿を上司に提出するという二重の辛さがあります。苦情処理簿は起きた苦情の内容に加えて「再発防止策」の観点からの記入も必要なため記録をつけるのも簡単ではありません。

ただし苦情が入ったということは自分自身、そして所属する会社の評価を大きく良くするチャンスでもあります。普通のお客さんは苦情を飲み込んで帰路につくことがほとんどです。

苦情を言われたということは他のお客様なども同じように思ってたことが表面化したタイミングでもあるので、再発防止策をしっかりと取り組み、また苦情を申し出た相手には真摯に対応することで評価を上げることもできます。

頭に血がのぼって言い合いなどにはならないように冷静に対処しましょう。

やりがいを感じるタイミング

これまで「辛いタイミング」を書いてきましたが、一方で警備員は非常にやりがいのある職業でもあります。最も感じるのは人に感謝されたときです。

人から感謝され、かつ感謝を直接伝えてもらえる職業というのはなかなかありません。アクシデントなどを経て人を助ける機会が多いが故の特権だと思います。「ありがとうございます」と直接耳にすることで日ごろの辛さなどは吹き飛びます。

また、事故なく業務が終わったときには達成感を得ることができます。現場の警備員であるときももちろんですが、自分が責任のある立場になり警備全体を統括する立場になればなるほど警備を何事もなく終えたときの達成感は大きいです。

そして警備員は「年齢や職歴、学歴」などが無くてもなることができる職業で、はじめたタイミングが同じ同僚は皆フラットなアドバンテージが無い状態になります。それはつまり本人のやる気さえあればキャリアアップを目指しやすい職業ともいえます。

警備員業務から派生して取得できる資格はたくさんあります。日々の警備員業務をこなしつつ家に帰ってから自身のキャリアをじっくり考えて業務に反映していくことで、毎日のモチベーションも高く保つことができるでしょう。

まとめ

今回の記事では警備員が辛いと思うことと仕事のやりがいについてまとめてみました。

警備員という職業は、「何も事故が無いこと」を目指す職業であるがゆえに勤務中に何か刺激的なことが起こることは少なく、それを退屈と捉えてしまうこともあります。

さらにはシフト制の勤務で夜間に働いたり拘束時間が長かったりと体力的につらいことも多いです。

ですが施設やイベント安心安全を守る縁の下のちからもちであることをしっかりと自覚し取り組むことで、今の仕事に対しても将来のキャリアに対してもモチベーションを高く保つことができます。

日ごろの業務のちょっとしたお客様からの感謝などもある、前向きになれる職業であると思います。

今警備員として従事しているかたもこれからなろうとしているかたも、警備員の業務の在り方をしっかり考えていくことが仕事を楽しく行っていく秘訣であると思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次