警備員の人間関係は面倒くさい?職場の人間関係について

目次

はじめに

どんな仕事でも人間関係と言うものはあります。警備員として仕事をする上で、同じ警備員同士や、警備の依頼先、その依頼先に出入りしている関係者など、多くの人と関わることが多い職業と言えます。

そのため一部の人と人間関係が崩れてしまえば、その仕事場にいられなくなることもあります。それはどんな職業でもありえることですが、人間関係をうまく改善することで、ストレスも解消され、円滑に警備業務が出来る様になります。

そんな警備員の面倒くさいと思われている人間関係を、どうしたら良くなるのか、具体例を交えて、説明していきたいと思います。

警備員の人間関係で面倒くさいこと

警備員を取り巻く関係として、警備の依頼先の会社があり、そこから警備会社が仕事を請け負い、警備員を派遣するという図式になっています。

その図式以外にも、警備の依頼先の会社には、そこで働く従業員だけで無く、そこの会社と取引関係の業者や、店舗であれば一般の顧客など、多くの人が出入りします。

その依頼先に出入りしている従業員等に対しても、挨拶は必要です。挨拶をすることで、普段は、あまり接することは無かったとしても、同じ敷地内で働くものとしての仲間意識が高まります。

警備員として、一番多く接していくことになるのが、同じ場所で勤務している同僚の警備員で、二番目が依頼先の会社の担当者、三番目に警備会社の本部のスタッフです。これらの人達とは、仕事をする上で常に連携を取ることで、施設の安全面の向上へとつながります。

施設には多くの人が働いていて、人間関係を構築していくことが、面倒くさいこともあるかもしれませんが、うまく付き合っていけば、良い方向へ向かうことにつながります。

年齢ではなく入社序列

警備会社で働く人たちは、他の業種よりも幅広い年齢層の人達が働いています。

警備会社には様々な年代の人が働いています。必ずしも若い人ばかりが、入社してくる訳では無く、60歳代や70歳代を含め、幅広い年齢層が、警備員として入社してくることが多くあります。警備会社には、一般の会社にあるような年功序列は無く、若い人が上に立って、目上の人に指導や指示をすることが多くあります。

そのような体制であることから、警備員は年齢が上の人でも、年齢が下の人の言うことを聞き警備の業務にあたることになります。同じ時期に入社した人であれば、序列が無いこともありますが、前職で警備員の経験がある人と、無い人では、そこで序列が出来ていることもあります。

警備員として働くことはある意味、危険と隣り合わせということがあり、先輩の警備員は、後から入った警備員に対して、厳しく接することで、気を引き締められ、事故の無いように気を付けることにつながります。

体育会系で上下関係に厳しい

警備員は上下関係に厳しい体育会系というイメージを持たれているところもあります。

警察官と似た制服を着ていることで、警察と同じような体育会系と思われたり、警備会社のテレビのコマーシャルに、格闘系のスポーツ選手が起用されていることから、イメージを持たれているのかもしれません。

体育会系というのは、今の風潮からパワハラ防止対策が主流となっていることで、昔と比べて厳しく出来ないことや、人手不足により辞められては困ることなどの理由から、言われているほど厳しくなっていないのが現状です。

気難しい人もいる

先程も説明していましたが、警備会社には、若者に混じって、多くの高齢者が働いています。若者からすると、目上である高齢者に対して、気難しいと思っているところがあるようです。

気難しい人のタイプとして、常に不機嫌であったり、自己中心的であったり、言っていることがすぐに変わったり、プライドが高かったりと様々です。

そんな気難しい人に対しては、節度を持って話を聞くことで、打ち解けてくれることもあります。警備業務を安全に遂行するためには、面倒くさらがらずに、たとえ気難しい人でも、同じ仲間として、接していくことが大切です。

人間関係を円滑にするコツ

ここからは人間関係を円滑にするコツについて説明をしていきます。

どんな会社でも人間関係は大切です。1人で警備業務を行うこともあれば、多くの警備員とチームを組んで働くこともあります。

警備員の数が多くなるにつれ、情報の共有や、連携を取れる体制で無ければ、安全に警備を遂行することが出来ません。そのためには人間関係が必要なのですが、どうすれば良いのか、いくつか説明をしていきます。

ビジネスマナーを大切に

警備員にとってビジネスマナーは大切です。一般の会社と違い、警備員自身がメールを送ったり、電話をかけたりすることはありません。警備員として、どういうところにビジネスマナーが必要かと言えば、誰とでも挨拶をすると言う接し方が挙げられます。

朝の通勤する人に対しては「おはようございます」、退社時は「お疲れ様」などと挨拶をするだけでも、人間関係がスムーズになります。

また身だしなみも正しくしておきましょう。会社での施設警備では、警備員は入り口の前にいる言わば会社の最前線にいる立場です。

その場所で清潔感の無い制服を着ていることは、その施設を訪れた人からは、見た目が良くないように思われてしまいます。やはり見た目もビジネスマナーの一環として、正しく制服を着用することが大切です。

身だしなみと同じように、警備員が見える範囲をゴミの無いようにしておくことも、ビジネスマナーの一つです。身の回りをきれいにしておくことで、施設関係者からの、警備員に対する接し方が違ってきます。

以上の内容からビジネスマナーを大切にすることで、人間関係も円滑になります。

礼儀や感謝の気持ちを持つ

交通誘導の警備員での例としては、安全のため、運転手に一時停止お願いする時があります。警察官が停止の合図をする時は、権限があり、従わなければなりません。但し警備員が停止をお願いすることは、権限は無く、あくまでも警備業務に協力してもらうためだけになります。

その協力してもらう行為を、一般の方が運転する自動車に対して、何が何でも止まれと言う威圧的な態度で行うと、警備員にとって勝ち目がありません。場合によっては警備会社などに通報され、マイナスの評価となることも考えられます。

この場合は停止してもらえるよう、第一に低姿勢でお願いする。停止してもらったら、第二として軽く会釈をしてお礼をする。この一連の行為をするだけでも、停止した運転手にとっては、気持ちがいいものです。

苦手な人とは過度に関わらなくてもいい

警備員をしていて、どうしても言うことを聞いてもらえない人は、どこにでもいます。先程は一般のドライバーが対象でしたが、ここでは警備員の同僚、警備会社のスタッフ等に対しての関係になります。

自分の意見は全て正しいと思っている「自己顕示欲の高い人」、自分のミスは棚に上げて他人にはとやかく言う「人のことに対して細かい人」、普通に接しても怒られているような気がする「怒り口調な人」など、人が思う苦手なタイプは様々です。

直接命令を聞かなければいけない立場であったり、常に一緒に仕事をするような関係では、避けて通ることも出来ません。

そのような場合は、他の部署へ異動することで、関わらなくて済むこともあるのですが、どうしても異動が出来ないのであれば、自分に気の合う人を見つけ、味方に付けることも一つの方法です。

まとめ

警備会社には様々な人と関わりあうため、人間関係を良好に保つことは大切です。先輩警備員や同僚警備員、警備会社のスタッフ、依頼先の担当者と、人間関係がスムーズに行くように日頃から心がけておくことも重要です。

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