警備員はダサい?警備員のイメージが悪い理由は何?

目次

はじめに

街でよく見かける警備員の仕事って、どちらかと言えばダサいと思っていませんか?世の中には警備員に対して、ダサいイメージを持っている人達がいるようです。

ここでは警備員の仕事が、よく言われているように、本当にダサいのか、ダサく無いのか、検証し解説して行きます。

警備員がダサいと思われる理由は?

まず警備員がダサいと思われる理由は、いくつか挙げることができます。ある人は、数ある仕事の中で警備員の仕事は底辺に位置するという人がいます。

また別の人は、警備員なんて誰でもできる仕事と思われていることや、失業してもすぐ採用されるのが警備員と、思っている人もいるかもしれません。本当にそうなのでしょうか?

ダサいと思われる理由「底辺に位置する仕事」だから?

底辺に位置する仕事の理由として、給料が安い、長時間労働、危険を伴う仕事など、良くないイメージがそろっているように思われているようです。

給料が安いと言っても、最低賃金は確保されていて、勤務地までの交通費も支給されています。

また近年の働き方改革によって、長時間労働にならないように、法律面でも、原則禁止の方向へとなっています。

そのため警備会社は、無理の無いようなシフトを組むことや、労働時間外の勤務や、夜勤に対しては割増賃金を支払うなど、待遇面でも改善されてきています。

中には家庭を持ち、生計を立てている警備員がいることは確かで、継続して働ける環境で無ければ、警備会社は成り立ちません。

最後にある危険というイメージについてです。工事現場では、そこで働く作業員や警備員まで、安全第一を目標に事故が無いように作業を行っています。

そのためすべての面で絶対に安全という訳ではありませんが、危険を回避できるように、様々な措置がされている仕事となっています。

ダサいと思われる理由「誰でもできる仕事」だから?

誰でもできると思われる理由の一つに、街で見かける警備員は、高齢者の方が多いと言うことが挙げられます。

長年自営業や会社勤めをしてきて、退職後警備会社に再就職する人が、どちらかと言えば多い世界です。

警備の仕事は、特に重たいものを運ぶこともありませんし、1日中激しく動き続けなければならない仕事ではありません。力が弱くても、体力が無くても続けられることで、高齢者が選択する仕事の一つとなっています。

ダサいと思われる理由「失業しても、すぐに採用される」からなのか?
また急に失業しても、警備員なら、いつでも採用してもらえると思われていて、採用されても次の仕事を見つけるまでと考えているという人もいるようです。

年中人手不足と言う警備会社であれば、採用されるハードルは低いと言えるでしょうし、短期のイベントを請け負っている警備会社は短期間の勤務でも可能と言う場合もあります。

そのような希望を聞いてもらえるのも、警備会社の良いところになります。

但し誰もが採用してもらえるとは限らない場合があります。警備業法には、下記の欠格事由に該当する場合は、警備員としての業務に就かせることができないこととなっています。

1.18歳未満の者

2.破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者

3.過去に禁固以上の刑または警備業法の規定に違反し罰金刑となり、処分から5年以上経過していない者

4.直近5年間で警備業法に違反した者

5.集団・または常習的に警備業の規則に掲げる罪にあたる行為を行う恐れがある

6.暴力団員と関わりがある

7.アルコールや薬物の中毒者

8.心身に障害を抱え、警備業務を正しく適切に行うのが難しい者

e-Gov法令検索
https://elaws.e-gov.go.jp/

これらに該当するかどうかは、公的機関からの証明などを基に、警備員として、採用できるのか、判断することになります。

ここまでチェックをすることは、警備員として問題が起こった場合、警備会社の社会的責任となるからです。

また転職を繰り返すような人も、警備会社としては採用しても、すぐに辞められるリスクから、見送られる可能性が考えられます。次の仕事に就職するためには、前職は極力円満に退職している方が望ましいと言えます。

実は警備員は魅力的な仕事!

これまでダサいと思われる理由を、いくつか挙げてきましたが、ここからは実は警備員は魅力的な仕事であることを解説して行きます。
ダサい

交通誘導警備における魅力的とは

建物を建築する工事現場では、工事に関係するダンプカーや生コンクリート車、建築資材を運んで来る車、作業員を乗せた車など、毎日毎日数多くの車両が出入りします。

工事現場の出入り口で、事故が発生しないように、交通誘導を行うのが警備員の仕事です。

数多くの工事車両が出入りするからと言って、工事車両を優先的に出入りさせてしまえば、そこの工事現場に苦情が入り、工事が進められなくなる可能性が出てきます。

反対に、工事現場の前の道路の交通量が多い場合や、人通りの多い場所だからと言って、工事車両の出入りを停止させていれば、工事現場が混乱してしまいます。

このような問題はよくあることですが、どちらからも苦情が来ないように回避することが、警備員の要領の良さでもあります。どちらかを通すために、どうしても止まってもらうためには、日頃から、分かりやすい動作に加え、丁寧な言葉遣いをしていれば、素直に従ってもらえるようになります。

駆け出しの警備員にとっては、いきなり要領良くすることは難しいと思います。慣れてくればこの動作や言葉遣いが、できるようになるので、魅力的な警備員となってきます。
ダサい

施設警備における魅力的とは

施設警備における警備員は、企業や工場、小売店、テーマパークなど、不審者や困っている人などがいないか厳重にチェックすることで、安心と安全を保障している業務です。また警察官のような制服を着ているだけで、犯罪防止のための抑止力となっていることも、大きな役割の一つです。

そのような施設で、厳重なチェックを行わず、ヨソ見や居眠りをする警備員や、正しく制服を着用していない警備員は、ある意味ダサいと言われる警備員と同じで、不安と思われることにつながります。

その他に警備員は、警察官と同じような制服を着ていますが、警察官と同じ権限が与えられている訳ではありません。

警備員がたとえ店内で万引き犯を捕まえても、取り調べや、逃げないように監禁をすることは警備業法で禁止されています。

このことを失念してしまい、禁止事項をしてしまった場合は、警備員自身が逮捕されます。また警備業務を依頼している店舗や警備会社にも迷惑が掛かるため、注意する必要があります。

実は警察官と同じようにする必要は無いのです。

警備員は、警察官が来るまでに、万引き犯と話をするなどして時間稼ぎをすることや、逃走されたとしても、衣類などの特徴や、逃走方向、車のナンバー、防犯カメラのデータの提出など、警察に正しい情報を引き継ぎするだけでも、警備員としての役目は果たせていることになります。

誰も負傷せず、警察が犯人捜査できるよう協力できていれば、目立たないが、警備員の役割を果たしていることが魅力的に見えるのです。

まとめ

警備員はダサいというイメージを持たれていますが、工事現場では工事をスムーズに進むためには欠かせない存在でもあり、また施設警備では、警備員が存在するだけで抑止力となるような存在でもあります。

このように目立つことは無いが、縁の下の力持ち的な仕事をしている警備員は、実は魅力的な職業と思います。

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