空港保安警備とは?業務内容や資格について解説!

飛行機に乗る際に、必ず通過する手荷物検査場。一度は通過された方も多いと思います。空港保安警備員は、保安検査場で手荷物の検査を行っています。万が一、危険物や爆発物の持ち込みを見逃してしまうと、搭乗者全員の命に係わる大切な仕事となります。今回は、空港保安警備について、説明します。

目次

空港保安警備とは?

警備業務には、大きく四つの警備業務があります。商業施設などの施設を主に管理する第一号警備業務、交通誘導や大規模会場の通行整理を行う第二号警備業務、貴重品や現金の輸送を行う第三号警備業務、要人警護にあたる第四号警備業務です。

空港保安警備は、第一号警備業務にあたります。第一号警備業務は、施設警備業務となっており、ショッピングモールなどの商業施設やオフィスビル、工場や空港を主に警備対象とした業務となります。空港保安警備は空港の安全の維持とテロなどの事件の予防、家事などの事故、災害の予防といった業務を行います。飛行機の搭乗口へ向かう時に必ず通過する機内持ち込み検査場でのチェック以外にも、空港へ荷物を搬入する車両の常駐監視など、空港全般、幅広く警備にあたっています。

空港保安警備の業務内容について

空港保安警備業務の詳細な業務内容を説明します。空港保安警備業務は以下となります。

・機内持ち込み手荷物検査
・受託手荷物検査
・空港職員への保安検査
・施設内への入退館確認
・警備センターで機器監視、夜間点検業務
・一般来場者、納品業者に対する受付業務

機内持ち込み手荷物検査は、飛行機の搭乗者が、飛行機の客室内に持ち込む手荷物や身体に対する検査業務となります。ガスボンベなどの爆発物や航空機への搭載が禁止されている物品がないかどうか確認します。また、飛行機の客室内に持ち込むことが禁止されているナイフや拳銃など凶器が持ち込まれないように、X線透視手荷物検査装置や金属探知器を使用して持ち込み手荷物や身体を検査します。

受託手荷物検査は、お客さまがチェックインの際に預けられたスーツケースなど手荷物に対して、爆発物や危険物、航空機への搭載が禁止されている物品がないかどうかチェックをします。確認の方法は、X線透視手荷物検査装置を使用します。もう一つの方法として、お客様より預けられた手荷物が、ベルトコンベアで移送される際に、高性能のインライン検査装置システムによって検査を行う場合もあります。

空港職員への保安検査は、空港職員の専用出入り口で、パイロット・キャビンアテンダント・管制官・航空機の整備士など、航空機の周辺で業務を行う職員に対する検査業務となります。施設内への入退館確認は、空港施設出入り口にて、対象者へ入退館証の確認を行い、空港施設内を定期的に巡回し、不審な人物や車両、不審物がないかチェックをする業務となります。

警備センターで機器監視、夜間点検業務は、空港内に設置された監視カメラや警報装置の異常検知がなされないかどうか機器の監視を行います。もし異常が発見された場合は、空港管理者への報告及び現場への急行が必要となります。また、夜間の空港において、不審者や不審な車両の侵入がないか夜間の巡回点検業務もあります。一般来場者、納品業者に対する受付業務は、空港の入り口で受付対応を行いつつ、不許可車両の侵入などがないかチェックを行います。

空港保安警備に関する資格とは?

空港保安警備業務につくためには、資格が必要なのでしょうか?資格がなくても空港保安警備業務につくことはできます。ただし、空港警備業務につくために取得しておくと有利な資格はあります。

その資格を説明します。まず、警備業には3つの国家資格があります。「警備員教育指導責任者」「機械警備業務管理者」「警備業検定」となります。3つ共に国家資格となっており、研修及び試験に合格することで警備に関する知識、技術を持っていることを国に認められることを表します。

空港警備業務は、警備業検定の中の「空港保安警備業務検定」を持っていることで配属にあたって有利に働く可能性が高くなります。なぜなら、法律で、空港保安警備を行う場所には、空港保安警備業務1級の資格取得者を1名配置しなければならず、また、X線透視装置が設置されている場所には、1級または2級の資格所持者を1名以上配置しなければならないと定められているからです。

次に、「空港保安警備業務検定」の取得方法を説明します。「空港保安警備業務検定」の取得方法は、以下の方法となります。

・直接検定
・特別講習

直接検定は、公安委員会が、年に一回公安委員会が実施する試験に合格する方法になります。学科試験と実技試験と2段階となっています。合格人員も数十人と少なくなっています。続いて、「特別講習」となります。特別講習は、「有限会社航空保安警備教育システム」が開催している講習会を受けます。講習会では、座学の講義と実技訓練を行います。

講習の最終日に、学科と実技の試験が行われます。学科と実技の試験に合格することで資格を取得できます。講習の最終日に学科と実技試験をうけられますので、合格者、合格率共に直接検定より高くなっています。しかし、講習費用がかかる点と警備業にすでについている人でないと受講できないデメリットがあります。

すでに警備会社に勤務している方は、警備会社から講習代金の負担や補助を行っている場合もあるため、確認してみましょう。また、以下の方は、受験が免除されています。いずれも以前の空港業務検定に合格しており、実務経験が1年以上の方が対象となります。

「旧空港保安警備業務検定に合格していて、現在の検定に改定される時に空港警備員として働いていた。さらに、空港警備員として1年以上働いている人。」

「旧空港保安警備業務検定に合格しており、当時この検定に関する講習の講師をしていた人。さらに、1年以上講師として働いている人。」
警備員等の検定等に関する規則(平成十七年国家公安委員会規則第二十号)より引用
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=417M60400000020

「直接検定」、「特別講習」の申し込みにあたっては、いずれも実施団体のホームページを確認の上、申し込みとなります。いずれも先着順での申し込みのため、取得を希望する方は早めの申し込みが必要となります。「特別講習」は月に1回講習の実施がありますが、「直接検定」は年に1回の実施のため特に申し込みには注意が必要となります。

続いて、空港保安警備業務検定1級と2級の違いを説明します。1級を受験するためには2級の合格が必須となっています。2級を取得し、空港警備員として1年以上の実務経験が受験にあたって必要要件となってます。2級は、受験にあたっての制限は特にありません。検定取得以外にも空港保安警備は、手荷物検査から空港への入退出検査、受付まで、警備時間中は常に緊張感を持った業務姿勢を求められます。

状況によっては、海外からの旅行者の対応も必要となります。空港保安警備業務検定の受検でスキルアップを図ると共に、語学などのスキルもアップも行うことで一段高いレベルでの空港警備が可能となります。警備会社では、資格取得手当や講習費負担などを積極的に行っている会社も多くあります。

まとめ

空港保安警備業務は、一つの見落としが、人命に関わる重大な事故につながる恐れのある業務となります。その分、達成感も高く、やりがいのある仕事です。空港保安警備業務を取り扱っている警備会社を求人サイトで調べた上で、応募を行うことをおすすめします。

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