なぜ警備員は腰痛になりやすいのか?おすすめの腰痛対策について解説!

警備員が勤務するにあたって、陥りやすい症状の1つとして腰痛があります。警備員は、同じ姿勢で仕事することが多く、腰に負担をかけてしまうのです。

最近は、中高年だけでなく20~30代の若い世代も腰痛になりやすくなっています。早めに腰痛を予防することで、腰痛になりにくくなり警備員として健康的に働き続けることができるでしょう。

もし腰痛になると、警備員として勤務することが難しくなるので、しっかりと腰痛対策をして予防することが大切です。警備員は、人と財産を守る重要な役目を担っています。そのため、身体だけでなく心理的な面も大きく影響します。まずは、腰痛になりやすいかをチェックすることが重要です。

そこで今回は、警備員が陥りやすい腰痛になる理由と腰痛を発症するとどうなるのかを解説します。また、警備員に適した腰痛対策も合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

警備員が腰痛になりやすい理由

警備員は、業務内容によって腰痛になりやすいといった特徴があります。腰痛になりやすい方には、どのような特徴があるのか把握することが大切です。ご自分の腰痛になりやすい理由を知ることで適切に対処できます。

警備員の業務内容によりますが、基本的には同じ姿勢で勤務にあたることが多いため、身体的に負荷がかかりやすいです。また、勤務時に体を動かすことが少ないので、体の柔軟性や筋力が低下します。

例えば、施設警備員は座ったままの姿勢で、モニター監視や受付業務などにあたることが多いです。そのため、座り続けると、お尻が痛くなり、筋肉が凝り固まってしまうのです。

また、施設内の巡回業務にあたる場合は、歩きっぱなしになるので足腰を痛めてしまうこともあります。姿勢が悪い状態で、座るや立つ、歩く動作を行うと腰にも負担になるので注意が必要です。

交通誘導警備業務や雑踏警備業務では、立ったままで車両誘導や案内、警戒業務に従事します。長時間立ちっぱなしになると片足に重心を傾かせることが増えて、姿勢が歪んでしまうのです。その影響で、足腰に負荷をかけてしまい腰痛につながりやすくなるのです。

警備業務において長時間、筋肉が緊張する場面が多いと、腰に炎症を引き起こすリスクがあります。そのまま放置すると、腰の神経を圧迫して椎間板ヘルニアなどの病気を発症する危険性があるので、早めに対処することが求められます。

腰痛を発症するとどうなるのか

腰痛は、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの特異的腰痛と悪い姿勢や心理的ストレスなどで起きる非特異的腰痛の2つの原因が挙げられます。警備員による腰痛の原因の多くは、非特異的腰痛の可能性があると考えられます。

警備業務は、心理的なストレスも多いため、痛みを過敏に反応することで腰痛を感じやすくなります。また、腰痛をかばうような動きをすることにより、腰の筋肉の低下やこわばり、慢性的に痛みを感じてしまうので気をつけましょう。

特に、腰の痛みが引かなくなっている、しびれや麻痺、腰に熱があるなどの症状が現れている場合は注意が必要です。腰に負担をかけるような動きを避けて、安静にすることをおすすめします。

もし、安静にしても腰の痛みが引かない場合は、内臓や血管、脊椎などに病気の疑いがあるので、早めに専門の医療機関にて受診することが必要です。

腰痛が慢性的になると、長期的に治療することになり、警備員として働くことが難しくなります。警備員として仕事が続けるためにも、腰に違和感があれば早めに治療することをおすすめします。

警備員におすすめする腰痛対策

警備員として勤務にあたる際は、腰痛を未然に防ぐことで安全に仕事をこなすことができます。

警備員の仕事に多い立哨や座哨をする際に、腰痛を防ぐために、正しい姿勢を保つことで腰痛の予防につながります。

立哨の場合

立哨の際には、正しい姿勢で立つことで腰痛の予防に効果的です。まず、背筋をスッと伸ばして、顔をまっすぐに向けて、両足に均等に重心をかけます。お腹に力を入れると、立ち姿勢が安定します。

長時間同じ姿勢で立っていると、どうしても疲れて片足に重心をかけてしまいます。その場合は、歩くや屈伸運動、筋肉を伸ばすといったストレッチをすると足腰が楽になります。もし、あまり大きな動きができない場合は、かかとの上げ下げをしても効果が期待できます。

座哨の場合

警備業務で座りっぱなしの場合は、座る姿勢に気をつけるだけで腰痛の予防になります。まず、イスに座り首や背骨を伸ばすようにして、股関節と膝頭を水平にさせ、両足の裏を床面につけるのです。

そして、自分の体に合わせて足元を高くするなどの調整をしましょう。もし、調整ができないイスであれば、座布団などを利用するなどの工夫をしてくださいね。

座り方は、猫背や後ろに反り気味など、人によりクセがあります。ご自身の座り方を確認するとともに、座る際はお尻の骨で支えることを意識すると、自然と姿勢が良くなります。

業務前や休憩時

休憩時や業務の合間に、屈伸運動や体操、ストレッチなどを行うことをおすすめします。警備員は、足腰以外にも腕や肩が凝ることが多いので、しっかりと体をほぐしておくと腰への負担が緩和されます。また警備業務を始める前に、全身の筋肉を伸ばすために準備運動を取り入れることも重要です。

準備運動を実施することで、姿勢が改善するとともに、疲労感が残りにくくなり、ケガの予防にもつながります。そして業務後も、マッサージなどを行い、凝り固まった筋肉を揉みほぐすと、疲労の回復度合いが大きく変わっています。

日常的に足腰や肩、お尻周りが凝っている場合は、時間をかけて丁寧にマッサージを行うことをおすすめします。そして休日は、なるべく軽い運動やウォーキングを行うなど、運動する習慣を身につけることが必要です。

その他に、腰痛の防止グッズであるコルセットや着圧ストッキングを利用すると効果的です。また、正しい姿勢へ矯正する姿勢矯正サポーターを活用する方法もあります。ご自分の状態に適したグッズを使用して、腰痛防止や軽減に役立てることができます。

まとめ

ここでは、警備員が腰痛になる理由と腰痛対策について解説しました。警備員の仕事は、座りっぱなしや立ちっぱなしといった、腰に負担をかける業務が多い職業です。

施設警備員は、モニター監視や受付業務などでイスに座って業務にあたります。交通誘導警備や雑踏警備は、車両誘導や案内、警備業務にあたるので1日中立ちっぱなしになります。どちらも、長時間同じ姿勢でいることで腰に負担がかかっているのです。

また、体の柔軟性が低下して筋肉が緊張していていると、腰痛になりやすいといった特徴があるので注意が必要です。腰痛は、安静にしても腰の痛みが引かない、しびれや麻痺などが残る場合は、早めに専門の医療機関にて受診しましょう。

警備員として働くにあたって、普段から姿勢を良くする、腰痛対策に心がけて、腰への負担を和らげることが大切です。警備業務を行う際には、背筋を伸ばすことを意識することで腰痛の改善につながります。

また休憩時には、体操やストレッチなどで、こり固まった筋肉をほぐすなどを行い、腰痛を和らげるようにしましょう。日頃から、ストレッチや運動を心がけながら、疲労感が残らないようにケアすることが大切です。腰痛にならないように適対処することで、警備員として働き続けることができるでしょう。

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