新卒で警備会社に採用されるのは難しい?面接のポイント解説!

警備業界は、業界売上高が約3.5兆円となる巨大市場となっています。人と社会の安全を守る場所は、今後ますます拡大する可能性のある業界です。勢いのある警備業界へ未経験の新卒でも採用は可能なのでしょうか?新卒採用の状況と対策を徹底的に解説します。

目次

警備会社社員に新卒からなるためにはどうしたらいい?

結論からお伝えすると、大学、専門学校、高校から新卒で警備業界へ入社することは十分に可能です。むしろ、多くの警備会社は、新卒採用を積極的に行っています。

詳細を説明する前に、警備業につけない方をまずは説明します。
まず、新卒の方であっても、以下の方は法律で警備業につく事ができません。

・18歳未満の人
・破産をして復権を得ない者
・暴力団などの構成員や関係者
・大麻・あへんもしくは覚せい剤・アルコールなどの中毒者

特に、高校を卒業して警備会社へ新卒で応募しようと思われている方は、18歳以上かどうかは注意が必要です。これらの事由は「欠格事由」と言われ、新卒の採用の場合だけでなく、中途採用、シニアの採用いずれの場合も、「欠格事由」に該当する場合は警備業界へ挑戦できません。面接の際に該当していないかどうか、質問される場合がありますのではっきりと回答できるようにしておきましょう。

具体的な新卒採用の流れを説明していきます。今回は、大手警備会社の例をとって説明します。警備会社によって詳細な募集内容は異なるため、求人サイトや応募したい警備会社のHPで確認の上挑戦してください。

まずは、警備会社のホームページなどからエントリーを行います。以前は、全職種一括採用の警備会社がほとんどでしたが、近年では、警備業、内勤職、研究職など部門別に採用を行っている会社も増えてきました。採用職種が分かれている場合は、希望の職種へのエントリーを行います。

エントリーシートと合わせて履歴書が必要となる場合があります。自己PRや志望動機については、同じ内容でも問題ありません。面接ではエントリーシートを用いて行われる場合が多いため、エントリーシートを詳細に記載し、履歴書は要約して記載する方法をとることも可能です。エントリーの後、書類審査を経て、面接を実施の上、内定となります。

面接のときはどのような点に注意したらいいの?

次に、面接のときには、どのような点に注意をすればよいのか説明します。まずは、警備業界で働くためには、人と社会を守る責任感と使命感を持っていることが必要となっています。

面接官に外見や言葉遣いで、責任感と使命感を印象つけることが大切となります。身だしなみと言葉遣いは必ずチェックされます。なぜなら、現場で働いている時、安心と安全を保つためには毅然とした態度が常に求められるからです。また、お客さまから目的地への道案内を質問された際には、接客業同様のサービスマインドが必要になってきます。

服装は採用にあたり、大切な要素になります。警備を行っている警備員のシャツがズボンから出ていたりしていたら周りはどのように感じるか想像してみてください。おそらく、この施設は、安全が守られているのか?不安に感じると思います。

警備員は、常に見られている意識が大切になってきます。面接時の服装も「スーツ」を基本として、髪型、服装全般身だしなみを整えることが大切です。まずは、この点を抑えておくことでかなり有利に面接を進められます。

業務別志望動機の回答方法

「志望動機」は、間違いなく面接で聞かれます。どのように回答を行えばよいのでしょうか?

警備業は、人や社会を守る仕事です。この点は、しっかりとおさえた回答が必要です。例えば、「以前から人や社会に役立つ仕事をしたいと考えていました。警備業が社会や人を守る大切な仕事に魅力を感じ、挑戦したいと思いました。」といった回答が考えられます。また、「よく通っているショッピングモールで困っていた時に警備員の方に親切に助けて頂き、同じようになりたいと感じた」など自分自身の経験、体験を交えるとより説得力が増した回答となります。

続いて、業務別の志望動機を学生時代に力を入れたことを踏まえた具体的なアピールポイントをふまえて説明します。まずは、第1号警備業務、オフィスビルなどの施設警備業務です。

施設警備業務は、基本的に立ち続ける仕事となります。そのため、学生時代にスポーツなどをしていたのであれば、その経験を強みとして伝えることは有効です。また、ショッピングモールなどでの巡回警備中にお客さまに道案内などをたずねられる場合もあり、対人コミュニケーション能力も大切です。学生時代に、レストランなどの接客業を行っていた場合は、その経験も強みとして面接官に伝えましょう。

続いて、機械設備警備業務です。機械警備業務とは、警備施設に常駐するのではなく、防犯センサーの連絡を受けて現場にかけつけて対応をおこなう業務となります。防犯の連絡があるまで、緊張感を持って待機を行う根気強さや、移動を伴う仕事のため体力も必要となります。学生時代のスポーツの経験や、夜勤のアルバイトなどしていたのであれば、体調の維持管理能力や根気強さがある点を積極的に伝えていきましょう。

引き続き、「第2号警備業務」です。

雑踏警備業務は、コンサート会場など人が多いところで誘導警備や、道路工事の現場や駐車場の入り口で車両と歩行者の誘導警備を行います。いずれの業務も基本的に屋外で立った状態での勤務が続きます。他の業務と同様に、学生時代のスポーツや運動の経験があれば体力があり、身体も丈夫だとアピールできます。第2号警備業務は、特に道路工事の現場では夜勤の業務も発生するため、学生時代に夜間のアルバイト経験のある人はしっかり面接で伝えましょう。

現場では複数名が配置され、連携して業務を行う機会が多くなります。対お客さまだけでなく、先輩同僚と良好なコミュニケーションがとれる点も学生時代の経験をふまえて伝えるとより効果的なアピールとなります。

「第3号警備業務」は、貴重品の輸送などを行います。この業務は、輸送時間が厳格に決められている場合が多く、もし到着が遅れたりすると大きな問題を引き起こす可能性があります。そのため、時間に対する責任感、貴重品をあつかう社会的な使命感が必要となってきます。学生時代のアルバイトや部活動の経験で、時間を守った行動を取ってきた。社会の役に立つ仕事を行いたい点を伝えていきましょう。

最後に、「第4号警備業務」となります。この「第4号警備業務」は、いわゆる「ボディガード」となります。政治家や有名人など要人を守る仕事になります。危険と隣り合わせの業務のため、他の業務以上にスポーツの経験や柔道、空手など格闘技の経験などがあればその経験を伝えるようにしましょう。

また、要人の近くでの勤務、警備にあたって複数名でチームを組んでの行動するため、チームワークが必要となります。そのため、高いコミュニケーション能力を求められます。団体競技などでの経験があれば、チームワークがあり、コミュニケーション能力も高い点もアピールポイントとなります。

まとめ

警備業は、使命感と責任感が大切な仕事となります。安心と安全を感じてもらえるような人物なのかを見定めようとしています。今回の基本的な点をおさえた上で、求人サイトで応募したい警備会社を調べて応募に臨むことをおすすめします。

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