警備員のアルバイトは大学生におすすめ?その理由とは?

目次

はじめに

大学生になったら多くの人がアルバイトをします。さまざまなアルバイトがありますが、そのなかでも警備員はどんな仕事をするのでしょうか。

じつは、大学生ができる警備員のアルバイトには種類があります。メリットやデメリットもあわせて解説していますので、ぜひアルバイト選びのご参考にしてみてください。

大学生は警備員のアルバイトができる?

大学生は警備員のアルバイトをすることができます。ただし、施設警備の1号業務と、交通誘導・雑踏警備の2号業務にかぎられます。運搬警備の3号業務と身辺警備の4号業務は、警備員のなかでも実績と信頼のある選ばれた人しかできません。

警備員は人々の安全と安心を守る特殊な業務のため、以下のような問題のある人は警備員になることが法律で禁じられています。

破産手続き中の者、刑務所を出所してから5年経過していない者、最近5年のうちに警備業法違反をした者、反社会的勢力関係者、アルコールや薬物の中毒者、心身に障害のある者などです。

経験はなくても心配いりません。新任教育と呼ばれる警備員研修を20時間以上受けることが、法律で定められています。座学と実技で警備員としての基礎をしっかり学んでから、現場に出ることが可能です。

みっちり3日間かけての教育になります。お給料が出るだけでなく、お昼のお弁当も出るところが多いです。

警備員は男性が多いですが、もちろん女性もアルバイトすることができます。女性用トイレや授乳室などは、男性警備員では対応できないので重宝されるでしょう。

大学生は警備員のアルバイトでどんな仕事をするの?

大学生ができる警備員のアルバイトは、施設警備と交通誘導・雑踏警備の2つにわけられます。同じ警備員でありながら、その性質はまったく異なるので、選ぶ際には注意が必要です。

施設警備は、常駐警備とも呼ばれます。同じ現場に派遣されて仕事をします。現場はオフィスビルや商業施設、工場、病院などです。立哨警備や巡回警備といった、いかにも警備員という仕事だけでなく、館内受付などのお客様対応も担当します。

屋内業務で天候に左右されず、安定的に仕事ができます。単調な仕事とも言えるので、飽きっぽい人には向いていません。淡々と真面目にコツコツ継続できる人におすすめです。

交通誘導・雑踏警備は、さまざまな現場に派遣されます。工事現場やイベント会場などを、依頼に応じて転々とします。工事現場では、おもに車両や歩行者の誘導。イベント会場では、お客様へのご案内や不審者対応なども担当します。

基本的に屋外業務のため、夏は暑く、冬は寒いです。工事現場では騒音や粉塵も多いので、育ちの良すぎる人には向いていません。毎回のように現場が変わり刺激的なので、体力があってアクティブな人におすすめです。

大学生が警備員のアルバイトをするメリットは?

大学生が警備員のアルバイトをするメリットは3つあります。

1つ目は「時間が多い」です。

警備員は、現場の安全に目を光らせるのが仕事ですが、待機している時間が多くあります。工事現場の交通誘導警備であれば、車両や歩行者が来るまでは、特に何も対応することがありません。イベント会場の雑踏警備や施設警備も同様で、なにかあったときに対応すれば良く、待機している時間が多いです。

待機している時間は、目は周囲を気にかけていますが、頭は比較的自由に使えます。大学生の本分は学業です。その時間を有効に使って、レポートや研究のアイデアを練ったり、暗記ものをしたりすることができます。

施設警備であれば机もあります。特に夜勤で対応が少なく、業務に支障がなければ、普通に勉強することも可能です。

2つ目は「比較的給料が高い」です。

警備員のアルバイトは、時給ではなく日給での仕事が基本になります。ほかのアルバイトのように、1〜2時間だけといった短時間での勤務ができません。8時間以上での勤務がほとんどです。そのぶん、まとまったお金を稼ぐことができます。

交通誘導・雑踏警備であれば、現場の工事作業やイベントが早く終わると、警備員も早上がりになります。早上がりになっても、お給料は変わらず日給でいただけるので、時給換算するとかなり高くなることも多いです。

たとえば、看板の取付工事などは、業者さんの手際が良ければ1時間程度で終わることもあります。さすがに1時間での早上がりはラッキーな現場ですが、単発の道路工事であれば、定時より早く終わることは普通です。

3つ目は「即戦力で活躍できる」です。

警備員の仕事は、人々の安全と安心を守る社会貢献性の高い仕事ですが、そこまで難しいスキルは必要ありません。責任感や気配りといった人間性のほうが重要です。

そのため大学生でも、やる気さえあれば即戦力として活躍できます。アルバイトに求められるレベルが高すぎて、不安や憂鬱になるようなことはありません。大学生なら現場に行って、元気に対応しているだけで褒められます。

警備というと厳格なイメージがありますが、実際の現場では、車両や歩行者、またはお客様に対して気配りをする場面のほうが、圧倒的に多いです。

ただし、危ないときは「危ない!」としっかり声を出さなければいけません。不審者や迷惑行為に対して、毅然とした対応が必要になることもまれにあります。

大学生が警備員のアルバイトをするデメリットは?

大学生が警備員のアルバイトをするデメリットは3つあります。

1つ目は「拘束時間が長い」です。

警備員の仕事は、時給ではなく日給での仕事が基本なので、拘束時間が長くなります。そのため、大学の授業後に1〜2時間だけシフトを入れてもらうといったことができません。逆に言えばシフトを入れると、1日がつぶれてしまうことになります。

昼は大学の授業に出て、夜は警備員で頑張るというのもできなくはないですが、体力的にきついでしょう。時間に融通がきく長期休暇を利用して、集中して稼ぐのもおすすめです。

2つ目は「天候などによって突然休みになる可能性」です。

交通誘導・雑踏警備は、大雨などで現場が中止になれば、突然休みになります。仕事がなければ、アルバイト代は出ません。大学生にとって貴重なシフトがなくなるのは、大きな痛手です。

その点、施設警備は、シフトが突然なくなるような心配はありません。安定的に働きたい方は、施設警備がおすすめです。ただし、定時まで拘束されるので、早上がりがないのはデメリットに感じるかもしれません。

3つ目は「特に就活で有利にならない」です。

将来的に警備業界志望なら非常に有利ですが、そうでなければ特に就活で有利になりません。不利にもなりませんが、もし行きたい業界があるならば、関連業界のアルバイトやインターンを狙ったほうがいいでしょう。

特に行きたい業界がなければ、大学生にとって警備員という仕事を経験することは、良い社会勉強になります。年配の方も多い職業なので、人生経験豊富な方と一緒に仕事をする機会も多いです。礼節をもった大学生なら可愛がられるでしょう。

まとめ

大学生は警備員のなかでも、施設警備と交通誘導・雑踏警備のアルバイトができます。

まったく経験がなくても、3日間の新任教育が法律で定められているので、安心して警備員のアルバイトを始めることができます。

メリットは「時間が多い」「比較的給料が高い」「即戦力で活躍できる」の3つです。

待機している時間が多いので、考えごとや勉強ができます。基本的に時給ではなく、日給なのでまとまったお金が稼げます。責任感や気配りなどの人間性が重要なので、難しいスキルは要求されません。

デメリットは「拘束時間が長い」「天候などによって突然休みになる可能性」「特に就活で有利にならない」の3つです。

1〜2時間といった短時間勤務ができないので、シフトを入れたら1日がつぶれます。大雨などで工事が中止になると、現場が休みになりアルバイト代が稼げません。警備業界志望でなければ、特に就活で有利になりません。

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