ショッピングモールやデパートで活躍!商業施設の警備員の業務とは?

ショッピングモールやデパートなどの商業施設には、毎日多くの顧客が買い物に訪れています。商業施設に警備員が常駐していることにより、顧客は店舗で安心して買い物ができます。

商業施設を警備する警備員は、日々どんな業務を行っているのでしょうか。この記事では、商業施設の警備員の業務内容について説明します。

目次

商業施設での警備員の業務とは?

商業施設では、警備員は主に下記の業務にあたります。

・不審者の警戒
・遺失物の対応
・店舗の案内

警備員が行うそれぞれの業務について説明します。

不審者の警戒

警備員が重点的に行う業務として不審者に対する警戒があげられます。

商業施設で顧客が安全に買い物ができるように、そして、不審者が商業施設になんらかの損害を与えることのないよう、警備員は商業施設の館内を定期的に巡回し、トラブルの防止に努めています。

商業施設において不審者が取り得る行動としては、買い物をしている顧客に対して危害を加えることや、商品を盗むことなどがあげられます。

場合によっては、商業施設内で不審物が発見されることもあります。

警備員は、不審者の不審な行動を未然に防いだり、発見した不審物を撤去したりします。

警備員の業務は、場合によっては危険を伴うこともありますが、顧客の安全を考えると、定期的な巡回を行いながら不審者を警戒することは、警備員の重要な業務といえます。

遺失物の対応

商業施設では、警備員が遺失物の対応を行います。遺失物をわかりやすい言葉で言い換えると「落とし物」のことです。

原則として、商業施設内で遺失物を見つけた場合は、その遺失物は商業施設が管理する必要があります。なぜなら、店内で買い物をしている顧客が落とし物をした場合、商業施設に直接問い合わせることが自然な流れといえるためです。

そのため、商業施設内で遺失物を見つけた場合は、サービスカウンターに遺失物を届けることが一般的な対応といえます。

しかし、広い商業施設の場合、顧客が遺失物を見つけたときにサービスカウンターを探してみようとしても、どこにあるのかがわかりにくく感じることがあります。

もし、サービスカウンターに行こうとする前に警備員が通りかかったら、遺失物を拾った顧客としては、警備員に遺失物を渡すことができれば便利に感じます。

しかも、警備員は警察官と似たような制服を着ているため、顧客としては、遺失物を信頼して預けられるという感覚もあるでしょう。

そのようなこともあり、商業施設では警備員が遺失物の対応を行っています。

店舗の案内

そのほか、商業施設で警備を行う警備員は店舗の案内も行います。

店舗の案内は、日頃から店内で勤務している商業施設の従業員が行うイメージが強いことでしょう。

しかし、警備員は定期的に商業施設内を巡回しているため、売り場の配置を覚えていることが多いです。そのため、警備員は商業施設の店員と同様に、商業施設内の案内も行うことができます。

警備員が顧客から店舗内の問い合わせを受けたときに、わかりやすく説明できれば、顧客としては満足度が高まり、また来店したいと感じることでしょう。

警備員の応対が良ければ、商業施設の来客数も増えやすくなり、売上の向上も期待されます。

商業施設の警備員はきつい?楽?

警備員になりたいと考えている人にとっては、商業施設の警備員はきついのか、それとも楽なのか、と考えることもあるのではないでしょうか。

ここでは、商業施設の警備員はきついのか、楽なのか、という点についてみていきます。

商業施設の警備員がきついと感じる場合

商業施設の警備員は、夜勤をしているときにきついと感じる場合があります。

夜勤中は仮眠をする時間が設けられているものの、夕方から翌朝まで働くこともあり、日勤と比べると拘束される時間は長くなります。特に、夜勤に慣れない間はきついと感じやすいです。

また、夜勤の場合は眠さを感じる中で商業施設を巡回しなければならないため、つらく感じることもあるでしょう。

しかし、夜勤のメリットは夜勤手当がつくことです。日勤のみと比べると給与の額が増える点を踏まえると、働きがいがあるといえます。

警備員の中には店舗案内がきついと感じる人も

また、警備員の中には店舗案内がきついと感じる人がいる場合もあります。

中には、人と接するのが苦手という理由で、人と接する機会の少ない警備員の仕事を選ぶケースがあるかもしれません。しかし、配属先が商業施設なら、業務中には店舗案内などをしながら顧客と接する機会が増えます。

人と接することが苦手な場合は、黙々と商業施設の館内を巡回することは問題なくできても、顧客に店舗案内をする場合に戸惑ってしまうこともあるでしょう。

ただし、業務の種類を問わず、業務中には多かれ少なかれ人と接するものです。警備員は、他の職業と比べると人と接する機会は少ないと考えれば、少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。

商業施設の警備員が楽に感じる場合

商業施設の警備員が楽に感じる場合としては、警備の巡回でトラブルが起きていないときがあげられます。

特に、夜勤でトラブルが起きていない場合は、定期的な巡回を終えた後は、モニターで館内をチェックするだけで済むため、楽に感じることが多いです。

ただし、警備の仕事では突発的にトラブルが発生する場合があります。そのような場合はトラブルの解決に向けて迅速な対応をしなければなりません。警備員としては、トラブルが発生したら気持ちの切り替えが必要です。

商業施設の警備員になるには

商業施設の警備員になるには、施設の警備員を募集している警備会社に応募します。

警備員の募集は中途採用が多くみられるほか、高齢者の募集も多い点が特徴です。そのため、警備員になること自体はさほど難しくはないといえます。

ただし、警備会社が警備を行う施設としては、オフィスビルや病院、学校など多数あるため、必ずしも商業施設の警備ができるとは限らない点に注意が必要です。

もし、商業施設の警備を行いたい場合は、面接の際に「コミュニケーションが得意なので、商業施設の警備を行いたいです」とアピールすることも一つの方法となります。

特に、商業施設では店舗案内などでコミュニケーションのスキルが求められるため、コミュニケーションが得意な人ほど商業施設の警備に向いています。

なお、初めて配属される施設は、商業施設以外であることも十分にあり得ます。配属先を決めるのはあくまでも警備会社であるため、まずは与えられた仕事をこなし、警備の仕事の基本を学ぶことが大切です。

まとめ

商業施設の警備員が行う業務は、施設内を巡回しながら不審者に対して警戒することです。商業施設で顧客が安心して買い物ができるようにするためにも、不審者への対応を確実に行うことは重要な業務といえます。

そのほか、顧客から遺失物の届出があった場合は、その受付を警備員が行います。さらに、警備員は顧客から店内についての問い合わせを受けた場合には、店舗案内も行います。

商業施設の警備員は、他の場所で勤務する警備員と比べると人と接する機会が多いといえます。

警備員は、他の仕事と比べると楽に感じられることが多いですが、場合によっては不審者対応も必要となるため、気を抜けない業務といえるでしょう。

商業施設の安全を守り、顧客が買い物しやすい環境を維持するために、警備員は日々警備にあたっています。

(画像は写真ACより)

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