警備員は仮眠が多い?効率的な仮眠の方法を紹介

警備員として働いているかたにとって仮眠を取れるかどうかはかなり重要な労働環境のポイントの1つです。仮眠の時間が十分に確保されなかったり仮眠室の質が低かったりと、会社によっては夜勤や当直がかなりきついということもあります。

当直などは法律上も仮眠室を設ける義務はありますので仮眠時間が無いという勤務はなかなか無いですが、満足のできる環境と時間が与えられるかどうかは別の話です。

少ない時間でも効率的に仮眠をとることができればどんな職場でも働くことが出来ます。今回の記事は仮眠についてなかなか満足できていないかたにおすすめの記事となってます。ぜひ最後まで読んでいってください。

目次

警備員は仮眠が多い?効率的な仮眠の方法を紹介

警備員は仮眠が勤務時間に含まれることが多い職業です。特に1号警備の施設警備などは当直や夜勤があるため仮眠時間があります。仮眠時間は会社や現場によって異なりますが当たり外れがあるのも事実です。

あまり仮眠時間が取れない現場にあたってしまった場合でもしっかりと業務を全うできるようにするには、少ない仮眠時間でも効率的に休息を取れるようになる必要があります。

今回の記事では次の内容についてまとめてみました。
・どういう業務だと仮眠時間があるのか?
・仮眠時間は実際にどのくらい与えられるのか?
・効率的な仮眠の取り方

効率的に仮眠を取ることができれば仕事も楽になり、また睡眠不足によるパフォーマンスの低下も避けることができるため周りに差をつけることができます。では1つ1つ見ていきましょう。

仮眠がある警備員の業務

仮眠がある警備員業務は次の2つが主な業務になります。
・24時間勤務(当直)
・夜勤
24時間勤務については仮眠室が設けられていることが多いです。

労働基準監督署としても当直の条件に「相当の睡眠設備の設置を条件とする」とあります。一方で夜勤については法律上は仮眠室を設けなければいけないという義務はありません。それぞれどのような違いがあるかを見てみましょう。

24時間勤務

施設警備の業務だと24時間勤務の勤務体系となっている会社が多いです。24時間勤務の特徴としては、1人の勤務時間が24時間以上になることです。

24時間連続して警備しなければいけないわけではありません。適宜休憩時間が設けられて仮眠を取ることもできることがほとんどです。一般的には勤務時間の内8時間は仮眠時間が設けられています。

ただし仮眠中や休憩中に非常事態が発生した場合には即座に警備に戻る必要があります。気を抜くことはできず常に気を張った状態でいなければならないことを考慮して休憩時間や仮眠時間中も給与が発生する場合が多いです。

休憩時間中に敷地外へ行くことなども禁止とされていることが多いです。基本的には「待機時間」に該当するため常に即警備現場に戻ることが出来る状態を維持する必要があります。

24時間勤務のあとは2日間の休みとなる会社が多いです。一見かなりきついようにも見える24時間勤務ですが、プライベートの時間が充実しやすい勤務体系として好んで働くかたなども見られます。

夜勤

夜勤の仮眠については法律上定められているものではありません。「8時間を超える労働の場合は1時間の休憩時間をとる」という定めはありますが、仮眠については設ける義務もなくもちろん長さなどの規定もありません。

仮眠があるかどうかは会社によって異なるため事前に確認を取る必要があります。仮眠室が用意されているかどうかについても会社や現場毎に異なります。

夜勤と当直の違いは夜間だけ働くのか24時間働くのかの違いです。当直の場合は仮眠時間も労働時間に含まれることが多いですが、夜勤の場合は完全に業務と隔離した状態で休憩もしくは仮眠が取れる場合のみ労働時間外とみなされることが多いので注意が必要です。

勤務時間は20時から翌朝5時までのようなパターンだったり12時間毎に交代だったりと様々です。

仮眠の時間は?

会社によってかなり異なりますが数時間~6時間くらいが一般的です。仮眠時間は長ければ長いほど良いです。実際には仮眠室に入ってすぐに寝ることができるかたなら良いのですが警備業務などにあたって脳が活性化している状態だとなかなか眠りにつけません。

また業務復帰前も直前まで寝てるわけにはいかずある程度余裕を持って起きる必要があります。数時間程度の仮眠時間だと実際に寝ることが出来る時間は1時間程度しか無いということになりかねません。

睡眠時間をしっかりと確保できないと続きの業務に支障をきたすことになり、さらに体調不良につながり翌日以降の仕事にも影響が出てしまいます。当直や夜勤においていかに仮眠で疲れをとることができるかが体が資本の警備員にとって重要なポイントになります。

効率的な仮眠の方法

警備員にとって少ない時間でいかに効率的に仮眠をとることができるかが仕事を長く続けることが出来る秘訣につながります。仮眠時間中にしっかりと休息をとることで無理なく業務をこなすことができるようになります。

効率的に仮眠をとるポイントを3つ紹介します。
・90分単位のサイクルを意識する
・ブルーライトを浴びない
・昼寝を事前に取っておく

1つ1つ詳しくみていきましょう。

90分単位のサイクルを意識する

人間の睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返していると言われています。レム睡眠中は睡眠中でも脳が起きていて眼球が素早く動いています。

眼球が素早く動くことから「Rapid Eye Movement」の頭文字をとってレム睡眠と呼ばれています。脳が起きていると言うことは眠りが浅い状態です。

ノンレム睡眠はこれとは逆で脳が深く眠っている状態を言います。レム睡眠からノンレム睡眠を経由して次のレム睡眠までのサイクルが90分程度と言われています。※正確には必ずしも90分きっちりということではなく、深夜帯は90分程度ですが明け方になるにつれてレム睡眠の時間帯が長くなっていきます。

ノンレム睡眠のときに起きてしまうと脳が覚醒していないため仮眠後の仕事に支障をきたすことになりますし、睡眠が途中で阻害されてしまうことによって体がしっかりと休息をとることが出来ません。

そのため仮眠を取る場合は90分で起きるか180分で起きるかのように90分単位で起きる時間を設定するとしっかりとノンレム睡眠の時間を確保することができます。特に入眠後最初の90分は睡眠において重要といわれていますので少なくとも90分以上の仮眠になるように心がけてください。

それ以降の起きるタイミングについては個人差もあるので自分の睡眠周期がどのくらいなのか仮眠の度に少しずつ調節してみてもいいかもしれません。

ブルーライトを浴びない

ブルーライトの光を浴びると脳が日中であると認識します。これによりメラトニンの分泌が抑制されて眠れなくなってしまいます。通常であれば夜になり日光を浴びなくなると人間はメラトニンを分泌して眠りにつき体を休めようとします。

ブルーライトはこの一連の流れを阻害してしまいます。ブルーライトの刺激はメラトニンホルモンが作られる松果体という部分に伝えられてしまい、これによって脳が日中だと認識してしまいます。

仮眠前にスマートフォーンをみたりパソコン作業などをしたりしてしまうとブルーライトを浴びることになるため、その後仮眠しようとしたときにすぐに眠れないようになってしまいます。こうなると貴重な仮眠の時間が削られてしまうため効率的に仮眠をとることができません。

昼寝を事前に取っておく

夜勤前にの日中に昼寝を少ししておくだけでも体への負担は軽減できます。当直の場合でも昼の休憩中に20分でも良いので目を閉じて昼寝をしておくだけでも深夜帯の睡眠不足を和らげることができます。

日中に20分程度の昼寝をする場合は寝る前にカフェインを取るのもおすすめです。カフェインは30分程度で効果が出てくるため、ちょうど起きる時間に眠気がすっきりと取れた状態で目覚めることが出来ます。

まとめ

今回の記事は警備員にとって重要なポイントである効率的に仮眠をとる方法についてまとめてみました。警備員の業務において仮眠がある勤務体系は夜勤または当直です。それぞれの勤務によって仮眠時間は異なりますが、なかなか満足な仮眠時間を取れないのが現実です。

少ない時間でいかに効率よく仮眠をとることができるかが警備員として長く働く上で重要なポイントになってきます。

効率的な仮眠を取るポイントは次の3つです。
・90分単位のサイクルを意識する
・ブルーライトを浴びない
・昼寝を事前に取っておく
どのポイントもすぐにでも実践できるものばかりです。

慢性的な睡眠不足状態がつづくと心の病にも発展してしまう可能性もあります。しっかりと仮眠をとり疲れを残さないように働くこつをつかみましょう。

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