女性でも活躍できる?女性警備員の現状やメリットについて解説!

近年、大型ショッピングセンターやイベント会場などで女性警備員の活躍が注目されています。そして警備会社も、積極的に女性を採用しています。

しかし、男性警備員と比べて女性警備員の人数が少ないのが現状です。警備業界は、男性の仕事というイメージが強いのも原因の1つに挙げられます。実際、女性警備員として働くにあたって、どのようなメリットがあるのか、活躍できる職場はどこなのか気になりますよね。

そこで今回は、女性警備員の現状や女性警備員として働くメリットについて解説します。また、女性警備員が活躍している現場についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

女性警備員の現状や人口

現在の警備業界において、女性警備員の需要は確実に広がっています。

平成29年から平成30年にかけて、女性警備員は34,064人で全体の6.1%であり、臨時警備員では10.7%です。年代別でみると、30歳未満の女性警備員が9,585人と他の年代に比べて多いという結果となっています。女性警備員は、若い世代の就職先の1つとして挙がっているのです。
参考元:警備業の概況(平成30年)

なぜなら、警備業務が未経験でも採用されやすく、給料や待遇、正社員登用、資格手当などが充実しているからだと考えられます。また、出産や育児で退職した後でも、警備員関連の資格を保有しておくと、警備業界への再就職がしやすくなります。

警備会社は、女性警備員を採用するために、働きやすい環境整備をされ始めています。具体的には、警備会社内では男女別にトイレや更衣室を設置するなどの配慮をしています。もちろん、警備員として勤務するにあたって、育児中でもシフトを調整しやすい、夜勤勤務がない現場に配置することも可能です。

しかし、警備会社によっては、警備現場のトイレや更衣室の有無、体調不良による休みの対応などの課題を解決しているわけでもありません。

女性が警備員として働く際には、警備会社に女性警備員が多いのか、女性にとって働きやすい現場があるのか、夜勤勤務の可能性などをしっかりとリサーチすることが大切です。

女性警備員になるメリット

女性警備員は、女性らしさを活かして男性にはできない業務を担当できるといったメリットがあります。また、お客様の注意をする際にも、男性警備員に比べて声のかけ方が柔らかくなるのでトラブルになりにくいです。

施設警備業務においても、大型ショッピングセンターの女子トイレや授乳室などを巡回業務や点検をスムーズに行うことができます。また、女性の体調不良や子どもの迷子など、緊急時に対応しやすいです。

またイベント警備では、来館するお客さまは柔らかいイメージのある女性警備員の方が話しかけやすい傾向にあります。そのため、商業施設やイベントなどで女性警備員の需要は高いです。

交通誘導警備業務や雑踏警備業務は、勤務時間がある程度決まっているので、予定を立てやすいといった利点もあります。ただし、イベントが多い繁忙期になると警備員が不足し、勤務時間が長くなるなど業務が忙しくなります。ワークバランスや体調を考えて、しっかりと体調管理をすることが大切です。

最近は、主婦やWワークをしている方、育児で短時間の仕事をしたい方などが女性警備員として活躍しています。警備会社により異なりますが、シフトの調整がしやすく、働きやすいことが女性の就職先の1つとして認識されているのでしょう。

また警備業界は、中高年であったも体力があれば、未経験でも採用されやすいといったメリットがあります。そして正社員として採用されると、長く働くことも可能です。警備会社によっては、資格を取得しておくと給与アップも可能ですし、転職にも有利です。

女性警備員が活躍できる場所とは?

女性警備員が活躍できる現場は多岐にわたり、現場によって業務内容も異なります。女性警備員が活躍しやすい場所としては、どのような現場があるのでしょうか。

・施設警備業務
大型ショッピングセンターやホテルにおいて、建物の雰囲気やスタッフのイメージを大切にしている場合は、入館受付や案内業務を女性警備員に任せる現場もあります。女性警備員がいることで、お客さまが安心して来館できることもあり需要は高いです。

また、来場者数が多いイベント会場では、子どもから高齢者まで年齢層が幅広く、女性警備員の方がいると安心できます。そのため警備会社は、あえて女性警備員を配置することが増えています。

その他に、貴重な美術品などが展示されている施設では、手荷物検査や身体検査を実施する場合があります。女性に対して手荷物検査やボディチェックを行う際には、女性警備員が担当すると安心して任せることができます。そのため、手荷物検査や身体検査が必要となる施設では、女性警備員は重宝されるのです。

・雑踏警備業務
花火大会やコンサートなどのイベント警備などで女性警備員が活躍しています。 来場者数が多い屋外イベントにおいて、子どもから高齢者まで年齢層が幅広く、女性警備員の方がいると安心でして聞けます。そのため、警備会社は、あえて女性警備員を配置することが増えているのです。

雑踏警備の業務は幅広く、人員整理や誘導などを行い、事故を未然に防ぐとともに円滑にイベントを進めることが求められます。そのため、イベントを楽しみにしているお客さまに対して、柔らかい雰囲気で案内や誘導ができる女性警備員を配置するといった利点もあるのです。

大きなイベント警備では、多数の警備員が配置されています。警備員として実績や経験を積めば、女性警備員が警備業務の班長として警備員を指揮や指導などを任されることも珍しくありません。

・交通誘導警備業務
スーパーの駐車場や工事現場などで、女性警備員が交通誘導警備業務に従事することが増えています。車両を誘導する際には、ドライバーに適切に状況を説明して駐車場まで案内します。

女性警備員は、柔らかい口調で案内することで、ドライバーの気持ちを落ち着かせて安全に誘導できますので事故を未然に防ぐことにもつながります。また、大型ショッピングセンターの駐車場において車両を案内する場合は、トラブルがあっても柔軟に対応できる女性警備員の需要は高いです。

ただし警備現場によっては、近くに女性用のトイレや更衣室、休憩スペースが設置されていない可能性があるので、事前に確認することが必要です。

まとめ

ここでは、女性警備員の現状や人口、女性警備員になるメリットについて解説しました。平成29年から平成30年にかけて、女性警備員は全体の6.1%であり、臨時警備員では10.7%でした。

近年、女性警備員が活躍できる業務が増えたことで、積極的に女性を採用しています。そのため警備会社は、女性が働きやすいように、トイレや更衣室の有無、勤務時間、出産や育児休暇などの調整が必要です。

大型ショッピングセンターなどの施設警備や花火大会やコンサートなどの雑踏警備などで女性警備員の需要は増加傾向です。女性警備員は、女性や高齢者が話しかけやすいのでイベントなどの現場で重宝されています。

その他に、施設内の女子トイレや授乳室などの巡回業務や点検をスムーズに行うことができます。また、女性が体調不良になった際に、女性警備員が対応すると安心して任せることができるのです。

女性警備員が活躍できる業務が増えたことで、警備会社は働きやすいように環境整備に心がけています。ご自身が働きやすい現場で経験や実績を積んで、信頼できる女性警備員を目指しましょう。

(画像は写真ACより)

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